映画「スウィングキッズ」あらすじ(ネタバレあり)と感想、作品情報を紹介します。
1951年、巨済島捕虜収容所に赴任した新しい所長は、対外的なイメージアップを目論んで戦争捕虜のダンスチームを作るプロジェクトを考えつきます。
元ブロードウェーダンサーの黒人下士官ジャクソンを始めとした、寄せ集めのメンバーで「スウィングキッズ」を結成するのですが…。
沢山の問題を経て、まさかのこのチームに公演の話が舞い込んできて…
タップダンスを通じて人種やイデオロギーを超えた「絆」を深めていく姿を、ジャズやポップスの名曲たちと共に躍動感溢れる映像で楽しめます。
ブロードウェーミュージカルの最優秀ダンサーに贈られる、「アステア賞」を受賞したジャレット・グライムスのダンスも必見です。
映画「スウィングキッズ」作品情報
原題:Swing Kids
監督、脚本:カン・ヒョンチョル
製作総指揮:キム・ウテク
配給:クロックワークス
カン・ヒョンチョル監督は日本でも一世を風靡した「サニー 永遠の仲間たち」や「過疎スキャンダル」(2010)、「タチャ 神の手」(2015)で人気を博している、韓国の映画監督です。
「スウィングキッズ」キャスト
- ロ・ギス:D.O.
- ジャクソン:ジャレット・クライムス
ロ・ギス役にはKーPOPグループ「EXO」のD.O.が、黒人下士官ジャクソンには、ブロードウェーミュージカルの最優秀ダンサーに贈られる「アステア賞」を受賞した、ジャレット・グライムスが務めていおり、その素晴らしいダンスを惜しむことなく披露しています。
また、同じタイトルで1993年にもドイツを舞台にした映画が出ていますが、そちらとは別の作品になります。

映画「スウィングキッズ」あらすじとネタバレ
全国上映もちろんしますよね?!(圧) pic.twitter.com/Qwf7Nx5x50
— 🌵 🏴X-INĀZØ-3 🏴🌵認証バッジ💙 (@DOBYAO) May 15, 2019
時は1951年の朝鮮戦争中、最大規模の巨済島捕虜収容所。
新しく赴任して来た所長は、対外的イメージアップのために、戦争捕虜でダンスチームを結成するプロジェクトを計画します。
捕虜収容所1番のトラブルメイカーのロ・ギスや、4カ国語を操るが無許可通訳のヤン・パンネ、行方不明の妻を探すカン・ビョンサム、ダンスの実力はあるのに栄養失調のシャオパン、そしてリーダーになるのは黒人下士官で、元ブロードウェータップダンサーのジャクソン。
この問題児たちを抱えて、「スウィングキッズ」が結成されます。
アジア人にはダンスは無理だといったジャクソンと、それに負けじと勝負を挑むロ・ギス。
彼らの情熱でメンバーも奮起していきます。
各々の事情でダンスをすることになった「スウィングキッズ」に公演の話しが舞い込みます。
国籍や身分の異なるメンバーのいるダンスチームの前途はどうなるのでしょうか?
ビートルズやデビット・ボウイを始めとして、スウィングジャズのスタンダード・ナンバーである、ベニー・グッドマンの「シングシングシング」など、数多くの名曲を伴って彩られる疾走感のあるダンスシーンを是非ご堪能下さい。
映画「スウィングキッズ」感想(ネタバレあり)
きのう5月25日は #タップダンスの日👞💃
アステア賞を受賞したトップタップダンサーのジャレッド・グライムス、そしてその身体能力を遺憾なく発揮したEXOのメインボーカルD.O.による、タップダンスの競演は必見です‼
『#スウィング・キッズ』
2020年1月公開 pic.twitter.com/wxYb1zPeUu— 映画『スウィング・キッズ』公式 (@swingkids_jp) May 25, 2019
「ダンスの映画ではなく戦争映画だった」
「最後がとてつもなく重い・・・」
時代背景や情勢を知らず、タイトルとキャッチーなイメージで観てしまった方が、一様にこの感想をあげていました。
明るい気持ちになるつもりが!という方もいたようで、あくまでも戦争中の捕虜収容所のお話であり、その設定あってこその映画になりますので、単なるダンス映画ではありませんのでご注意下さい!
ですが、アステア賞を受賞したトップタップダンサーの華麗なその身のこなしを見せてくれるジャレッド・グライムス、そして身体能力を遺憾なく発揮した、EXOのメインボーカルD.O.による、タップダンスの競演は本当に素晴らしいので是非見て頂きたいです。
出演されているキャストさんのファンのみならず、初めてダンスを観る人にも楽しんでもらえる映画です。



