社会派映画

「ブレッドウイナー」ネタバレとあらすじ、感想(最新情報!)

映画「ブレッドウイナー/生きのびるために」あらすじ(ネタバレあり)と感想、作品情報などご紹介します。

アフガニスタンで両親と姉、弟とひっそりと暮らしている11歳のパヴァーナ。

父親から本を読んでもらい、仕事を手伝って細々とくらしていた所、急に父親がタリバンに連行されてしまいます。

男性を伴わないと外出が出来なくなってしまい、仕事はおろか食料の買い出しにさえ行けなくなってしまい、一家はとても困ってしまいます。

そこでパヴァーナは、髪を短く切って「少年」として街に働きに出るのですが…

「アニメーションは子供向け」という先入観をぶち破るカートゥーン・サルーンの最新作です。

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映画「ブレッドウイナー/生きのびるために」作品情報

「ブレッドウイナー/生きのびるために」作品基本情報

原題:The Breadwinner

日本公開日:2019年12月20日

監督:ノラ・トゥーミー

エグゼクティブプロデューサー:アンジェリーナ・ジョリー

アイルランドのアニメーションスタジオ、「カートゥーン・サルーン」の最新作で、設立メンバーの、ノラ・トゥーミー監督がメガホンを取りました。

この作品は第90回アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネートし、第45回アニー賞長編インディペンデント作品賞を受賞しました。

この他にも多くの映画祭で上映され様々な賞を受賞しています。

原作はカナダ作家のデボラ・エリスの『生きのびるために』という作品で、17カ国語に翻訳され、ピーターパン賞を始めとした多くの文学賞を受賞しているベストセラー児童書文学です。

「ブレッドウイナー/生きのびるために」登場人物と声優

パヴァーナ役:サラ・チャウドリー

ファテマ役:ラアーラ・サディク

シャウジア役:ソマ・バティア

ヌルーラ役:アリ・バードシャー

ソラヤ役:シャイースタ・ラティフ

パヴァーナをはじめとした声優の半分はアフガニスタンにルーツをもつ俳優が担当し、また音楽もアフガニスタン国立音楽院の学生たちが参加しています。

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映画「ブレッドウイナー/生きのびるために」あらすじ(ネタバレあり!)

2001年タリバン政権下のアフガニスタン、11歳のパヴァーナは、戦争で荒廃したカブールにある小さなアパートに教師だった父親のヌルーラと、作家の母親、姉ソラヤと弟のザキと暮らしていました。

タリバンの支配下で父親が語る物語を聞きながら成長したパヴァーナは、アフガン戦争で片足を失った父親の仕事を助けるために、一緒に市場に出かけていました。

ところがある日、父親はタリバンに不法に逮捕されてしまいます。

パヴァーナの家族は、成人男性がいなくなってしまいます。

成人男性が同伴せずに買い物に出かけられないタリバン政権下では、パヴァーナの一家は、仕事をしたり買い物をする事もままならず途方に暮れてしまいます。

一家の稼ぎ手として家族を支えるためにパヴァーナは髪の毛を切って、ヌルーラの甥のアーテッシュに変装して「少年」として外に出ることにするのですが…

ここからネタバレ

食べ物とお金を手に入れることができるようになったパヴァーナでしたが、もう一人、男装して仕事をしていた、シャウジアにアドバイスを受け、父親と接見出来るように、賄賂を看守に渡しました。

お金が足らず、失敗が続くパヴァーナは、もっとお金をもらうべく、シャウジアの仕事を手伝います。

シャウジアは、拷問を受けている父を解放してもらうために、大金を稼いでいるのでした。

ところが、仕事現場には、父を逮捕した、イドレースが居て、パヴァーナの存在に気づいてしまうのでした。

彼に殺されかけるパヴァーナとシャウジアですが、なんとかからくも逃げ、イドレースは、それから前線に送られ、二度と二人と会うことはありませんでした。

その後、刑務所で、弱っている囚人が殺されている事実を知った、パヴァーナは、戦火の中、勇気を振り絞って、父親のヌルーラを刑務所から救い出します。

パヴァーナと父ヌルーラには、再び、物語を語りながら一緒に過ごす時間を、取り戻すことができたのでした。

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映画「ブレッドウイナー/生きのびるために」感想

この作品は既に【生きのびるために】というタイトルで配信されており、多くの感想が寄せられています。

「知らないから、ではなくて知ろうとする事も大事なんだな」

「今本当に起きていること、事実なんだと、現在進行形で起きている話なのだと分かった」

という衝撃を受けたという感想が1番多かったです。

このお話の問題はリアルで

「自分でどうしたらいいのか分からない」

という気持ちを持て余してしまうお話です。

映画「ブレッドウイナー/生きのびるために」あらすじとネタバレまとめ

映画「ブレッドウイナー/生きのびるために」あらすじ(ネタバレあり)と感想、作品情報などご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

世界で現在どんなことが起こっていて、一体何が出来るのか。

まずきちんと『知る』事が大事なのではないかと思わされる映画です。

アニメとは思えない、11歳の女の子の目の表情で恐怖や怒り、そして希望を語らせる傑作映画です。

ぜひ劇場でご覧いただければと思います。

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