映画「冬時間のパリ」あらすじ(ネタバレあり)と感想、作品情報などを中心にご紹介します。
魅力的でお洒落な冬のパリを舞台に、低迷する出版業界と男女の恋愛をうまくリンクさせながら、洗練された大人の会話で、ユーモアをもって展開するラブストーリーです。
人生を本に例えるのは、果たしてもう古いのでしょうか?
記事の内容
映画「冬時間のパリ」作品情報
パリの出版業界を舞台にした大人の恋愛物語、オリヴィエ・アサイヤス新作「冬時間のパリ」の予告公開(ナタリー) https://t.co/epVGzKoGjf オリヴィエ・アサイヤス監督作「冬時間のパリ」の場面写真が到着。あわせて予告編がYouTubeで公開。パリの出版業界を舞台に、迷える大人たちの愛の行方を描く。
— FRENCH BLOOM NET (@cyberbloom) 2019年10月31日
「冬時間のパリ」作品基本情報
原題:Doubles vies
公開日:2019年12月20日
監督、脚本:オリヴィエ•アサイヤス
監督のオリヴィエ・アサイヤスは、2015年『5月の後』で、ヴェネツィア国際映画祭脚本賞、2016年『パーソナル•ショッパー』で、カンヌ国際映画祭監督賞を受賞しています。
「冬時間のパリ」登場人物とキャスト
セレナ役:ジュリエット•ビノシュ
アラン役:ギョーム•カネ
レオナール役:ヴァンサン•マケーニュ
キャストのジュリエット・ビノシュは、もう説明不要とさえ思いますが、世界3大映画祭ですべての女優賞を受賞しています。
1996年の『イングリッシュ•ペイシェント』ではアカデミー賞助演女優賞
2010年『トスカーナの贋作』ではカンヌ国際映画祭女優賞受賞
1993年『トリコロール‐』ではヴェネツィア国際映画祭女優賞受賞
1996年『イングリッシュ・ペイシェント』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞しています。
またオリヴィエ・アサイヤス監督とも、タッグを組むことが多く『アクトレス』でも主演を務めています。
アラン役のギョーム・カネは『世界でひとつの金メダル』や、『世界でいちばん不運で幸せな私』などで知られている傍ら、自身も脚本や監督をこなしています。
2002年に長編監督デビューし、2006年『唇を閉ざせ』でセザール賞監督賞を受賞しました。
レオナール役のヴァンサンマケーニュもまた、俳優と監督をこなし、【新たなジェラール・ドパルニュー】と言われて大変な人気を博しています。
「冬時間のパリ」作品概要
#オリヴィエ・アサイヤス 監督来日決定‼️
——————————————————最新作『#冬時間のパリ』の公開も待ち遠しいフランスの名匠が12月上旬、来日決定📣
詳細は追って発表致します🥰
皆様、どうぞお楽しみに❄️『#冬時間のパリ』#12月20日公開 Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー pic.twitter.com/fbuIiOm8o5
— 映画『冬時間のパリ』12月20日(金)Bunkamura ル・シネマほか全国順次ロードショー (@fuyujikan_paris) 2019年10月30日
監督といいキャストと言い見事としか言えないほど、素晴らしいキャスティングです。
今作品は2018年、第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品作品です。
日本では、第31回東京国際映画祭のワールドフォーカス部門で上映されました。
この時はタイトルが「ノン・フィクション」で上映されていました。
映画「冬時間のパリ」あらすじ(ネタバレあり!)
昨今の電子化の波で、出版業界にも電子書籍ブームが来ていることから物語は始まります。
敏腕編集者のアランは、世間のブームである電子書籍化への波が押し寄せる中で、時代に対応するべく奮闘していました。
そんな時に友人である作家のレオナールから、新作の相談を受けるのですが、内容が『不倫』に関しての話でした。
アランは彼の作風を古いと感じていましたが、最近あまり関係がうまく行っていない、妻のセレナに話したところ、高評価でした。
それもそのはず…
ここからネタバレが入ります!
『冬時間のパリ』にはギヨーム・ブラック作品でお馴染みの、みんな大好きヴァンサン・マケーニュが出てます pic.twitter.com/0bTwkcEQyn
— いちろー (@shimesabaclub) 2019年10月24日
実はレオナールはアランの妻、セレナと浮気をしていたのです。
そしてさらにアランは、自分のアシスタントと浮気をしています。
出版業界だけでなく、自身の恋愛さえも変わるものなのか…
人生は一冊の本である、とよく言われますが、時代とともに本も恋愛も変わっていくのか…
それとも変わらないものもあるのでしょうか?
映画「冬時間のパリ」感想
明日いよいよ最新作『WASP ネットワーク』がお披露目させるオリヴィエ・アサイヤス、12月頭にこれまでの作品のデジタルリマスター版を小特集の予定。『8月の終わり、9月の初め』など日本未公開作品も。16ミリの質感が逆に生々しくも美しく蘇る、必見。近日中に告知します!https://t.co/37iSb3Hyhc
— Abi Sakamoto (@ElleaWatson) 2019年10月30日
『会話が多い!字幕を追うので精一杯』
という感想が多いように、会話劇とも言われるほど、会話中心に話は進んでいきます。
ハイセンスな会話が続く中でも、クスッと笑ってしまうようなユーモアがある内容もあり、飽きることなく観ることができそうです。
またフランスの人たちの日常で、気軽なフレンチを食べる様子や、何気ない仕草も気取らない雰囲気が、評価されていました。
ですがやはり、3人の豪華なメンツが、一同に介しているのを観ているだけで楽しい気持ちになりそうです。
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