映画「リンドグレーン」あらすじ(ネタバレ)と感想、作品情報を中心にご紹介します。
誰もが一度は聞いたことのある絵本の名前、【長くつ下のピッピ】、【ロッタちゃん】の作者であるアストリッド•リンドグレーンの伝記的映画です。
絵本の名前はとても有名ですが、作者である、アストリッドの名前は、実はあまり知られていないのではないでしょうか?
アストリッドが、その才能を開花させ、沢山の素晴らしい本が生まれる至った、彼女の人生とその知られざる日々を、映画化した作品です。

記事の内容
映画「リンドグレーン」作品情報
“暗闇から明るみへと、
物語が私を導く”映画『#リンドグレーン』
12/7より岩波ホールほか全国ロードショー公式サイト🖋https://t.co/VoBZUFC0az pic.twitter.com/v7apDC6xlg
— 映画『リンドグレーン』12/7公開 (@lindgrenfilm) 2019年9月17日
「リンドグレーン」作品基本情報
原題:Unge Astrid
公開日:2019年12月7日
監督:ペアニレ•フィシャー•クリステンセン
脚本:キム・フォップス・オーカソン、ペアニレ•フィシャー•クリステンセン
監督の、ペアニレ•フィシャー•クリステンセンは、2006年に『A Soap』でベルリン国際映画祭の銀熊賞、最優秀新人作品賞を受賞しました。
また脚本は監督だけでなくデンマークで有名な絵本作家でもあるキム・フォップス・オーカソンが務めています。
「リンドグレーン」登場人物とキャスト
自由奔放な少女アストリッドが、伝説の作家リンドグレーンになるまでの物語。
自由で勇敢なピッピやローニャ、困難に負けないラスムスは、ここから生まれた。映画『#リンドグレーン』
12/7 #岩波ホール ほか全国ロードショー!📚公式サイトhttps://t.co/VoBZUFC0az pic.twitter.com/sfdgIYa0cc
— 映画『リンドグレーン』12/7公開 (@lindgrenfilm) 2019年10月7日
- アストリッド・リンドグレーン 役:アルバ・アウグスト
- ハンナ・エリクソン(アストリッドの母) 役:マリア・ボネヴィー
- サミュエル・アウグスト・エリクソン(アストリッドの父) 役:マグナス・クリッパー
- レインホールド・ブロムベルグ(ヴィマービィ誌編集長、アストリッドの初めの夫)役:ヘンリック・ラファルセン
キャストのリンドグレーン役のアルバ•アウグストは、映画監督の父、ビレ•アウグストの娘としても有名です。
彼女は映画作品では、まだ名前があまり見かけないかもしれませんが、Netflixのデンマークドラマ『ザ•レイン』や、『BELOW THE SURFACE』等でも、活躍する素晴らしい女優です。
今作でも、その演技力は、多くの評価を得ています。
その他、リンドグレーンの父や里親マリーなども、北欧ドラマや映画で活躍する、俳優陣が脇を固めています。
「リンドグレーン」作品概要
今作品は、第68回ベルリン国際映画祭特別上映作品、第54回シカゴ国際映画祭外国映画部門の観客賞、2018年トランスアトランティック•フェスティバルでニューシネマ部門受賞を始めとして、多くの映画祭の賞にノミネートしています。
映画「リンドグレーン」あらすじ(ネタバレ含む)
「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」の作家アストリッド・リンドグレーンの知られざる半生と名作誕生のルーツに迫った感動作。
映画『#リンドグレーン』12/7(土)より #岩波ホール ほか全国順次ロードショー!
◆公式サイトhttps://t.co/VoBZUFC0az pic.twitter.com/NiPEvcB3TZ
— 映画『リンドグレーン』12/7公開 (@lindgrenfilm) 2019年10月3日
スウェーデンのスモーランドという地域で、兄弟姉妹たちと育ったアストリッド。
教会の敷地で農業を営んでいる、実直で真面目な両親に育てられたアストリッドは、その信仰の厚さや倫理観、田舎のしきたりに囲まれて育ち、思春期の頃になると、段々それが窮屈に感じるようになります。
ある時、彼女の才能に気づいた新聞社からの誘いで、生まれ育ったそこから離れて、才能を開花させていきます。
全てが楽しく思い通りになる、まだ若いアストリッドは若さ故に過ちにもつまずいてしまいます。
伸びやかに開き始めた才能は、そして彼女の人生は、彼女の意志とは外れてどんどん進んでいってしまいます…
詳しいあらすじや内容、ネタバレが分かり次第追記していきます。
映画「リンドグレーン」感想
まだ日本公開前のため、海外で観た人の感想ですが、
『映像がきれい』
という感想がよく聞かれました。
あまり北欧ドラマや映画をご覧にならない方も多いかと思いますが、言葉を使わないで風景のみを入れたりすることが多いので、初めてご覧になる方は、叙情的に映るのではないでしょうか。
色合いなども、えもいわれぬ綺麗な風景が、よく出てきます。
風景を通して、無言で感情や表現を表現していることが多い北欧映画です。
またこの映画で注目したいのが、当時のアストリッドの服装や行動です。
ダンスをするシーンでも、女の人は男の人と踊るのが当たり前の時代に、アストリッドは一人で踊るシーンがあります。
こういった、行動に当時の彼女の先進性が見え隠れしているシーンが多くあります。
この投稿をInstagramで見る
映画「リンドグレーン」まとめ
映画「リンドグレーン」あらすじ(ネタバレ)と感想、作品情報を中心にご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最初は娘として、そして女性として、その後母として、立場が変わる中で、彼女の持つ才能が、それを昇華して作品が生み出されていく様を見ることで、これまで慣れ親しんできた、リンドグレーンの作品に、更に愛情が増すのではないでしょうか。
派手な演出やギミックがあるわけではない映画ですが、寒さを感じる季節に温かいものを手にとって映画館で観たいなと思える作品です。
「リンドグレーン」が気になるあなたへおすすめの記事



