映画「サラブレッド」のあらすじ(結末を含むネタバレあり)と作品紹介や、感想口コミといった最新情報、ご紹介します。
本日2019年9月27日に公開された、映画「サラブレッド」ですが、早速公開に合わせて、本編動画が、公式サイトから一部解禁されています。
その三本の動画の中でも、アマンダとリリーの二人の距離感が、ちょっとずつ違うのがわかります。
「無感情」なアマンダ、「感情的」なリリー、「共犯者」のティム。
裕福で恵まれた生活をする美しいアマンダとリリー。
表からはわからない不満をもつ二人は、ある事を決行することにします。
その為に選ばれたのは売人のティムでした。
3つの秘密、2つの裏切り、1つの事件が絡むスタイリッシュ・サスペンスです。

記事の内容
映画「サラブレッド」本編動画ネタバレ 2019年9月27日追記!
9月27日の公開に合わせて、3回目の本編動画の一部公開がありました。
これまで9月3日と5日に、二本の本編映像が公開されていましたが、今回は5分以上の長めの本編映像になります。
本編動画①
本編動画②
本編動画③(2019年9月27日公開分)
今回公開の本編動画は、冒頭の部分で、二人の間の「他人行儀」な距離感が感じられます。
この二人の距離感を、映画の中で静かに丁寧に詰めていくあたり、さすが、舞台出身のコリー・フィンリー監督といったところでしょうか?
映画「サラブレッド」作品紹介
「サラブレッド」作品基本情報
制作:2017年、アメリカ
日本公開:2019年9月27日
原題:Thoroughbreds
監督、脚本:コリー・フィンリー
「サラブレッド」キャスト紹介
リリー:アニャ・テイラー
アマンダ:オリヴィア・クック
ティム:アントン・イェルチン
メインの二人、リリー役のアニャは、2017年ナイト・シャラマン監督の「スプリット」ケイシー役でブレイクし、別名「絶叫クイーン」とも呼ばれ、英国アカデミー賞ライジングスター賞に、ノミネートしました。
アマンダ役のオリヴィアは、2013年「ベイツモーテル」で話題となり、2018年「レディー・プレイヤー1」で主演を務めています。
この二人だけでなく、ティム役のアントンは、2009年の「スタートレック」シリーズに出演し人気を博し、更に「ターミネーター4」に出演、ピープル誌の「最も美しい100人」にも選出されました。
とても残念なことに、この作品の撮影が終わった後に事故死しており、この作品が遺作になっています。
「サラブレッド」作品概要
Anya Taylor-Joy with her million mile stare. Own @Thoroughbreds to watch Behind the Scenes with Exclusive Bonus Features.
Digital MAY 22 / Blu-ray & DVD JUNE 5https://t.co/FyOVlPrKt8 pic.twitter.com/VjzWhTZalx— Thoroughbreds (@Thoroughbreds) 2018年5月17日
「3つの秘密、2つの裏切り、1つの事件」が絡むスタイリッシュ・サスペンスという文句がすでにワクワクするのですが、さらに期待が高まるのが、話題の若手女優を起用し、ビジュアル的にもとても興味を引く作品となっている点です。
この映画は、サンダンス映画祭観客賞ノミネート、インディペンデントスピリット賞新人脚本賞ノミネート、ゴッサム賞脚本賞ノミネートと、派手さはないながらも静かに話題をさらっています。
映画「サラブレッド」あらすじ(ネタバレあり)
Good breeding does not necessarily mean good behavior.
Watch Thoroughbreds on Movies Anywhere TODAY!https://t.co/CV4zFEf6jy pic.twitter.com/22xKgYXb7x— Thoroughbreds (@Thoroughbreds) 2018年6月11日
長年疎遠になっていた、幼馴染で親友のアマンダとリリー。
コネティカット州の郊外で再会した二人。
鋭いウイットを持つ強烈な個性のアマンダは、それ故に社会からのけ者にされていました。
一方の上品で洗練された、上流階級の女性に成長したリリーは、名門校に通いながら一流企業でのインターンも経験していました。
二人の大きな違いは、アマンダは「感情を感じない」、リリーは「すべてのことに感情的になる」という対極にある性格を持っていました。
境遇も性格も全く違う二人に思えたものの、リリーが威圧的で彼女を家から追い出そうとする継父を、恨んでいることが発覚したことをきっかけに、心が再び通っていくようになります。
ですがその友情が深まるにつれて、お互いの凶暴な性格が徐々に顔を出し始めます。
ここから結末までのネタバレを含みます。(ネタバレ注意!)
Amanda (Olivia Cooke) has removed feelings from the equation.
Own Thoroughbreds with Exclusive Bonus Features.
Digital MAY 22 / Blu-ray & DVD JUNE 5https://t.co/FyOVlPJlRI pic.twitter.com/xfcw0B7KRQ— Thoroughbreds (@Thoroughbreds) 2018年5月10日
ある時、アマンダは、リリーに父親のマークを殺したいと思わないのか尋ねます。
その時は、「ひどいことを言うな」と起こったリリーでしたが、父親が、リリーを寄宿舎のある学校に追いやり、家から追い出そうと言う魂胆を知ると、アマンダの言葉が蘇ってくるのでした。
アマンダに電話をした、リリーは、「無感情」のアマンダに、マークを殺してくれないか提案しました。
ただ、アマンダは、過去に動物虐待(怪我をした馬を安楽死させた罪)で執行猶予中で、すぐに見つかってしまうだろうことから、別の計画を考えます。
実行犯として、ドラッグディーラーのティムを脅迫し、彼女たちが街を離れている間に、マークの殺人を行うよう仕向けました。
しかし、ティムは実行の夜、家には行ったのですが、マークを殺すことは実行できませんでした。
衝撃的にマークを殺そうと思い立つリリーでしたが、アマンダに止められます。
ティムの犯罪歴のこともあり、これ以上ティムとつるむと、警察に警戒されることから、彼との連絡を断つことにするのでした。
映画「サラブレッド」感想
Olivia Cooke, Anya Taylor-Joy & Anton Yelchin are “WICKEDY FUNNY AND SUPERBLY UNPREDICTABLE”( A.A. DOWD, THE A.V. CLUB) in this original dark comedy.
Own #ThoroughbredsMovie with Exclusive Bonus Features
Digital MAY 22 / Blu-ray & DVD JUNE 5 + URLhttps://t.co/FyOVlPrKt8 pic.twitter.com/6Emo7pYppz— Thoroughbreds (@Thoroughbreds) 2018年4月10日
主演の二人のルックスに関するコメントも多く寄せられています。
ポスターを見ても二人ともボトムが短いので、なるほど足が綺麗ですね。
予告編でもわかりますが、二人とも淡々と話している印象だったので、なるほどその憎悪もドロドロとした表現ではない印象がありますね。
レストランに行くのを決めるかのように、さらっと殺人を決めてしまうような。
それ故の「サラブレット」、育ちの良いという意味なのではないかなと思いました。
また亡くなったアントンのコメントも多く、遺作であることを悲しむ声も沢山ありました。
ルックスだけではなく三人とも非常に素晴らしい若手俳優さんです。
映画全体の雰囲気がスルッと流れていくようないい肌触りなので見ていても違和感を感じたり、何かを不快に感じる要素がありません。
一見美しくてか弱く、暴力とは無関係のものにも「深い闇」があり、その「深い闇」を強制的に対峙させようとする思春期。
女の子二人の秘密の会話を覗いているような、そんな気持ちになる映画です。



