大藪春彦賞と日本冒険小説協会大賞をダブルで受賞した、平山夢明の小説『DINER ダイナー』が原作の映画です。
登場人物が殺し屋ばかりで、過激な表現が多いため“映像化不可能”とまで言われた物語ですが、強烈な色彩表現で鮮やかな作風の蜷川実花監督をはじめとする、各界のトップクリエイター達が映像化に挑んでいます。
早速、あらすじ(ネタバレあり)や作品情報など見ていきましょう!
「Diner ダイナー」作品情報!
砂糖の一粒までが俺に従う!!!
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このボンベロの名言が…
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_人人人人人_
> 砂糖に❗️<
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砂糖はいるか?
それともいらないか?#ダイナー pic.twitter.com/MTHPJTvOSx— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年6月21日
【日本公開】2019年7月5日
【タイトル】Diner ダイナー
【監督】蜷川実花
【脚本】後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花
【原作】平山夢明『DINER ダイナー』
【音楽】大沢伸一
【主題歌】DAOKO×MIYAVI『千客万来』
【製作会社】「Diner ダイナー」製作委員会
【配給】ワーナー・ブラザース
ボンベロ:藤原竜也
オオバカナコ:玉城ティナ
スキン:窪田正孝
キッド:本郷奏多
ブロ:武田真治
カウボーイ:斎藤工
ディーディー:佐藤江梨子
ブタ男:金子ノブアキ
マテバ:小栗旬
マリア:土屋アンナ
無礼図(ブレイズ):真矢ミキ
コフィ:奥田瑛二
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⠀⠀Diner #ダイナー
ジャパンプレミア終了しました❗️
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お越しいただいた&配信をご覧いただいたみなさん、ありがとうございました!!
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レッドカーペット:https://t.co/CjGaDfxxI1
ジャパンプレミア:https://t.co/6rh0AKVSAU pic.twitter.com/TadTDcGLD1— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年6月6日
作品概要
映画『さくらん(2007年)』『ヘルタースケルター(2012年)』の蜷川実花が監督を務める。
元殺し屋であり、一流シェフのボンベロを演じるのは、映画『カイジ』シリーズで主人公・伊藤開司など、数々の主演を務めてきた藤原竜也。
巻き込まれた一般女性オオバカナコは、女優としても活躍中の人気モデル玉城ティナが熱演。
他登場する殺し屋たちには、有名俳優たちを起用している。
主題歌は、映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2018年)』の主題歌『打ち上げ花火(DAOKO×米津玄師)』で、紅白歌合戦へも出場したDAOKOと、日本を代表するロックミュージシャンであり世界的にも活躍中のサムライギタリストMIYAVIが担当。
『Diner #ダイナー』主題歌に決定した「千客万来」✨#蜷川実花 監督#DAOKO さん #MIYAVI さん
のコメントは下のツイートから🔻 pic.twitter.com/9oQZ7Yfl4W
— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年5月15日
殺し屋専用の食堂(ダイナー)を再現するにあたり、アート界の巨匠とも名高い横尾忠則の装飾美術とはじめ、フードクリエイションアーティストの諏訪綾子、フラワーデコレーションに東信など、新進気鋭のクリエイターを揃え、細部までこだわり抜かれたセットが製作されている。
#ダイナー に集う、
美 の 異 端 児 た ち❗️ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【絵】横尾忠則
【花】東信
【食】諏訪綾子
【彫刻家】名和晃平
_________各界の超一流クリエイターたちと蜷川実花監督が、美が狂い咲く圧倒的な映像美を作り出す!!!!
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詳細は▷https://t.co/KGetSrHknq pic.twitter.com/FADxe5mzjh— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年6月13日
「Diner ダイナー」あらすじ、(ネタバレあり!)
⠀⠀⠀⠀殺し屋専用
『Diner #ダイナー』
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┏┿━━・・・
╂┘ ・
・ ただいま開店準備中 ┃
・ ┌╂
・・━━┿┛
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開店まで、あと1ヶ月🍔 pic.twitter.com/TTwXMY2dqN— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年6月4日
ネタバレが含まれる内容となっているので、ご注意ください。
一部原作の小説と、コミカライズの内容も合わせてご紹介しています。
オオバカナコは、とある厭な出来事をきっかけに、自堕落な生活を送っていました。
普段は働いているものの、収入の少なさから、出来心で「闇バイト」へ手を出してしまいます。
カナコが目をつけたのは「運転手。報酬30万。軽リスクあり。」と、なんとも怪しげな内容のもの。
うまい話に目がくらんだカナコは、依頼主の待つ新宿へと向かいました。
待ち合わせ場所に遅れてやってきたのは、D・Dと名乗る女と、カウボーイと呼ばれる男。
詳しい依頼内容は「このあと再度二人が戻ってきたら、車で東京駅まで送るだけ」というものでした。
別れ際に報酬を渡すと言われたカナコは、車で待機をすることに。
のん気に待ち続けていると、しばらくして戻ってきたのは、傷だらけになって、あわてた様子のD・D達でした。
なだれ込むように二人が車内にのりこみ、急かされてアクセルを踏み込んだカナコ。
二人はなにか「ヤバイこと」をしでかしたのか、黒塗りのベンツが後を追ってきます。
「アチラの世界のプロ」とみえる人物たちに追い詰められ、とうとう捕らえられてしまった3人。
D・D達と仲間だと思われているカナコは、共に尋問と拷問を受けることに。
結果として、D・Dとカウボーイの二人が、個人的な金欲しさの犯行だったとわかるものの、ここまで知ってしまったカナコが解放されるはずもなく……。
残虐な拷問の末、カウボーイは殺害され、カナコとD・Dは売りに出されました。
しかし、買い手は付かず“処分”されることになってしまった二人は、山中へつれていかれ、生き埋めにされることに。
一度は死を覚悟したカナコでしたが、最後の賭けとして「私は役に立つから、生かしておいたほうが得だ」と必死に声をあげました。
「お前を生かして何の得がある?」そう問われたカナコがしぼりだした出した答えは「料理ができる」というものでした。
レシピさえあれば美味しい料理が作れると熱弁すると、運よくそのタイミングで買い手がついたと連絡が入り、命拾いをしたカナコ。
そして、買取先としてたどり着いたのは『キャンティーン』という名の、会員制レストランでした。
店にいたのは、ボンベロと名乗る店長兼シェフの男。
まともなレストランに買われたのかと喜ぶカナコでしたが、ボンベロは非情な目で「ここは殺し屋専用の食堂(ダイナー)だ」と告げるのでした。
カナコを9枚目と呼ぶボンベロ。
壁には、かつてこの店でウェイトレスとして働いていた、今は亡き女性たちの8枚の写真が飾られていました。
人殺し相手の接客業をしながら、なんとか、生きながらえることを考えるカナコが見出した策とは……。
ここから核心に関連するネタバレになります。(ネタバレ注意!)
\✨ 日 本 一 イ カ れ た 場 所 へ よ う こ そ ✨/
名前:ボンベロ ➡ 天才シェフ/元殺し屋
場所:命はクズのように扱われる店主も客も全員殺し屋のダイナー<食堂>🍴
極上の料理と死の狭間で、新たな<殺し合い>が始まる☠『Diner #ダイナー』7.5公開! #場面写真解禁 #藤原竜也 pic.twitter.com/ECeqSvMVIa
— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2019年3月13日
ボンベロ自身も元殺し屋であり、お客にもボンベロにも、いつ殺されてもおかしくない状況。
カナコは、いざというときのための人質として、店で一番高そうな酒瓶を隠したのでした。
人質にとった酒瓶は「DIVAウォッカ」という1億5千万円もする一品。
カナコを殺してしまうと、二度と見つからないと知ったボンベロは、仕方なく彼女を生かすことにしました。
次々とやって来る、客こと殺人者たち。
ボンベロに叱咤され、時には助けられながら業務をこなしていくカナコ。
日々過ごしていくなかで、二人はほんのわずかにですが、打ち解けていきました。
このダイナー『キャンティーン』は、今は亡きデルモニコという男がつくったものでした。
組織のボスだったデルモニコは、6人の後継者を育てていました。
そして、デルモニコ亡き今、オーナーの座に、後継者の1人だったコフィという人物がついています。
他の後継者候補だった5人は、現在は幹部という立場についていますが、お互いに「デルモニコを暗殺したのではないか」と疑いあっているのでした。
そして、ボンベロの耳に届いたのは「コフィがデルモニコを暗殺し、組織を裏切っている」という情報でした。
警察組織との繋がりまで持っているというコフィの裏切りは、あっというまに幹部たちにも届き、あろうことかコフィは「ボンベロも共に裏切りをはたらいた」と嘘をついたのです。
幹部の一人である、無礼図(ブレイズ)が店を訪れ、ボンベロを追放処分に、そしてカナコを始末すると言うのでした。
しかし、ボンベロはカナコを救い、組織と敵対する道を選びました。
今まで客として接してきた殺し屋たちも全てが敵となり、死闘を繰り広げるボンベロ。
しかし、数多の敵を相手に窮地へと追い込まれてしまいます。
ボンベロは、己の口座と暗証番号の書かれた義眼をカナコに託し「必ず食いにいくから、店でも開け」と告げるのでした。
ボンベロとの約束を信じて、カナコは一人逃げることに。
その後、ボンベロの生死は不明なまま、カナコは普通の食堂(ダイナー)を開き、ボンベロを待ち続けるのでした。
「Diner ダイナー」感想
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ここは、殺し屋専用のダイナーだ。
皿の置き方一つで消されることもある。
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一人ぼっちで人生どん底…ほんの出来心で怪しいサイトのバイトに手を出したばかりに、一瞬で普通の生活から転落したオオバカナコは、とあるダイナーにウェイトレスとして売られる羽目になってしまった。#ダイナー pic.twitter.com/eYhfILeARs— 映画『Diner ダイナー』公式 (@DinerMovie) 2018年5月14日
藤原竜也が主演の映画は、ハズレがないイメージだから観に行こうかな!
一番好きなスキンが窪田正孝とか、映画館に行くしかない!!!
好きな俳優さんばっかりだから、ダイナーは絶対に観にいく!
キャスティングの豪華さに期待が高まっているようですね。
今作では、キャラクタービジュアルにもかなり力を入れているとのことで、ポスターや予告映像からもその様子がうかがえますね。
漫画ではかなりグロかったけど映画にして大丈夫?観に行けるかな?
かなりショッキングな内容の含まれる作品なだけに、自身が耐えられるかどうか不安な方もいらっしゃるようです。
映倫区分では『G』とアール指定なしとなっているので、直接的なスプラッター描写はないと予想されますね。
蜷川実花監督なので、やはりそこはビビッドな激しい色彩で表現するのでしょうか、気になるところです。
「原作といろいろ違う?映画はまったく別物な感じ?それはそれで楽しみだけど」
原作と異なる部分が気になる方も多いようですね。
現段階で分かっている、原作とは大きく異なる点というと
『原作では男性である無礼図(ブレイズ)が男装の麗人になっている』
『オオバカナコが原作では30歳が、映画では20代設定』
『映画のオリジナルキャラが登場』
などです。
予告映像を見たところ、カナコがダイナーへ勤めることになった流れも、多少変更されていそうですね。
重要なキャラクターの設定を大きく変更するというのは、かなり挑戦のようにもみえますが、どのように仕上げてくれるのか公開が楽しみです。
追加情報やネタバレがあり次第、追記していきます!