サスペンス

「Diner ダイナー」ネタバレとあらすじ、感想(最新情報!)

大藪春彦賞と日本冒険小説協会大賞をダブルで受賞した、平山夢明の小説『DINER ダイナー』が原作の映画です。

登場人物が殺し屋ばかりで、過激な表現が多いため映像化不可能”とまで言われた物語ですが、強烈な色彩表現で鮮やかな作風の蜷川実花監督をはじめとする、各界のトップクリエイター達が映像化に挑んでいます。

早速、あらすじ(ネタバレあり)や作品情報など見ていきましょう! 

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「Diner ダイナー」作品情報!

作品紹介

【日本公開】2019年7月5日

【タイトル】Diner ダイナー

【監督】蜷川実花

【脚本】後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花

【原作】平山夢明『DINER ダイナー』

【音楽】大沢伸一

【主題歌】DAOKO×MIYAVI『千客万来』

【製作会社】「Diner ダイナー」製作委員会  

【配給】ワーナー・ブラザース

キャスト(敬称略)

ボンベロ:藤原竜也

オオバカナコ:玉城ティナ

スキン:窪田正孝

キッド:本郷奏多

ブロ:武田真治

カウボーイ:斎藤工

ディーディー:佐藤江梨子

ブタ男:金子ノブアキ

マテバ:小栗旬

マリア:土屋アンナ

無礼図(ブレイズ):真矢ミキ

コフィ:奥田瑛二

作品概要

映画『さくらん(2007年)』『ヘルタースケルター(2012年)』の蜷川実花が監督を務める。

元殺し屋であり、一流シェフのボンベロを演じるのは、映画『カイジ』シリーズで主人公・伊藤開司など、数々の主演を務めてきた藤原竜也

巻き込まれた一般女性オオバカナコは、女優としても活躍中の人気モデル玉城ティナが熱演。

他登場する殺し屋たちには、有名俳優たちを起用している。

主題歌は、映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2018年)』の主題歌『打ち上げ花火(DAOKO×米津玄師)』で、紅白歌合戦へも出場したDAOKOと、日本を代表するロックミュージシャンであり世界的にも活躍中のサムライギタリストMIYAVIが担当。

殺し屋専用の食堂(ダイナー)を再現するにあたり、アート界の巨匠とも名高い横尾忠則の装飾美術とはじめ、フードクリエイションアーティストの諏訪綾子、フラワーデコレーションに東信など、新進気鋭のクリエイターを揃え、細部までこだわり抜かれたセットが製作されている。

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「Diner ダイナー」あらすじ、(ネタバレあり!)

ネタバレが含まれる内容となっているので、ご注意ください。

一部原作の小説と、コミカライズの内容も合わせてご紹介しています。

オオバカナコは、とある厭な出来事をきっかけに、自堕落な生活を送っていました。

普段は働いているものの、収入の少なさから、出来心で「闇バイト」へ手を出してしまいます。

カナコが目をつけたのは「運転手。報酬30万。軽リスクあり。」と、なんとも怪しげな内容のもの。

うまい話に目がくらんだカナコは、依頼主の待つ新宿へと向かいました。

待ち合わせ場所に遅れてやってきたのは、D・Dと名乗る女と、カウボーイと呼ばれる男。

詳しい依頼内容は「このあと再度二人が戻ってきたら、車で東京駅まで送るだけ」というものでした。

別れ際に報酬を渡すと言われたカナコは、車で待機をすることに。

のん気に待ち続けていると、しばらくして戻ってきたのは、傷だらけになって、あわてた様子のD・D達でした。

なだれ込むように二人が車内にのりこみ、急かされてアクセルを踏み込んだカナコ。

二人はなにか「ヤバイこと」をしでかしたのか、黒塗りのベンツが後を追ってきます。

「アチラの世界のプロ」とみえる人物たちに追い詰められ、とうとう捕らえられてしまった3人。

D・D達と仲間だと思われているカナコは、共に尋問と拷問を受けることに。

結果として、D・Dとカウボーイの二人が、個人的な金欲しさの犯行だったとわかるものの、ここまで知ってしまったカナコが解放されるはずもなく……。

残虐な拷問の末、カウボーイは殺害され、カナコとD・Dは売りに出されました。

しかし、買い手は付かず“処分”されることになってしまった二人は、山中へつれていかれ、生き埋めにされることに。

一度は死を覚悟したカナコでしたが、最後の賭けとして「私は役に立つから、生かしておいたほうが得だ」と必死に声をあげました。

「お前を生かして何の得がある?」そう問われたカナコがしぼりだした出した答えは「料理ができる」というものでした。

レシピさえあれば美味しい料理が作れると熱弁すると、運よくそのタイミングで買い手がついたと連絡が入り、命拾いをしたカナコ。

そして、買取先としてたどり着いたのは『キャンティーン』という名の、会員制レストランでした。

店にいたのは、ボンベロと名乗る店長兼シェフの男

まともなレストランに買われたのかと喜ぶカナコでしたが、ボンベロは非情な目で「ここは殺し屋専用の食堂(ダイナー)だ」と告げるのでした。

カナコを9枚目と呼ぶボンベロ。

壁には、かつてこの店でウェイトレスとして働いていた、今は亡き女性たちの8枚の写真が飾られていました。

人殺し相手の接客業をしながら、なんとか、生きながらえることを考えるカナコが見出した策とは……。

ここから核心に関連するネタバレになります。(ネタバレ注意!)

ボンベロ自身も元殺し屋であり、お客にもボンベロにも、いつ殺されてもおかしくない状況。

カナコは、いざというときのための人質として、店で一番高そうな酒瓶を隠したのでした。

人質にとった酒瓶は「DIVAウォッカ」という1億5千万円もする一品。

カナコを殺してしまうと、二度と見つからないと知ったボンベロは、仕方なく彼女を生かすことにしました。

次々とやって来る、客こと殺人者たち。

ボンベロに叱咤され、時には助けられながら業務をこなしていくカナコ。

日々過ごしていくなかで、二人はほんのわずかにですが、打ち解けていきました。

このダイナー『キャンティーン』は、今は亡きデルモニコという男がつくったものでした。

組織のボスだったデルモニコは、6人の後継者を育てていました。

そして、デルモニコ亡き今、オーナーの座に、後継者の1人だったコフィという人物がついています。

他の後継者候補だった5人は、現在は幹部という立場についていますが、お互いに「デルモニコを暗殺したのではないか」と疑いあっているのでした。

そして、ボンベロの耳に届いたのは「コフィがデルモニコを暗殺し、組織を裏切っている」という情報でした。

警察組織との繋がりまで持っているというコフィの裏切りは、あっというまに幹部たちにも届き、あろうことかコフィは「ボンベロも共に裏切りをはたらいた」と嘘をついたのです。

幹部の一人である、無礼図(ブレイズ)が店を訪れ、ボンベロを追放処分に、そしてカナコを始末すると言うのでした。

しかし、ボンベロはカナコを救い、組織と敵対する道を選びました

今まで客として接してきた殺し屋たちも全てが敵となり、死闘を繰り広げるボンベロ。

しかし、数多の敵を相手に窮地へと追い込まれてしまいます。

ボンベロは、己の口座と暗証番号の書かれた義眼をカナコに託し「必ず食いにいくから、店でも開け」と告げるのでした。

ボンベロとの約束を信じて、カナコは一人逃げることに。

その後、ボンベロの生死は不明なまま、カナコは普通の食堂(ダイナー)を開き、ボンベロを待ち続けるのでした。

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「Diner ダイナー」感想

藤原竜也が主演の映画は、ハズレがないイメージだから観に行こうかな!

一番好きなスキンが窪田正孝とか、映画館に行くしかない!!!

好きな俳優さんばっかりだから、ダイナーは絶対に観にいく!

キャスティングの豪華さに期待が高まっているようですね。

今作では、キャラクタービジュアルにもかなり力を入れているとのことで、ポスターや予告映像からもその様子がうかがえますね。

漫画ではかなりグロかったけど映画にして大丈夫?観に行けるかな?

かなりショッキングな内容の含まれる作品なだけに、自身が耐えられるかどうか不安な方もいらっしゃるようです。

映倫区分では『G』とアール指定なしとなっているので、直接的なスプラッター描写はないと予想されますね。

蜷川実花監督なので、やはりそこはビビッドな激しい色彩で表現するのでしょうか、気になるところです。

「原作といろいろ違う?映画はまったく別物な感じ?それはそれで楽しみだけど」

原作と異なる部分が気になる方も多いようですね。

現段階で分かっている、原作とは大きく異なる点というと

『原作では男性である無礼図(ブレイズ)が男装の麗人になっている』

『オオバカナコが原作では30歳が、映画では20代設定』

『映画のオリジナルキャラが登場』

などです。

予告映像を見たところ、カナコがダイナーへ勤めることになった流れも、多少変更されていそうですね。

重要なキャラクターの設定を大きく変更するというのは、かなり挑戦のようにもみえますが、どのように仕上げてくれるのか公開が楽しみです。

追加情報やネタバレがあり次第、追記していきます!