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アベンジャーズ「ロキ」人気、そのトリックスターの魅力とは。(追記!2019年5月28日)

2019年5月28日追記!

世界中のアメコミファンに大人気の、映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」ですが、歴代興行収入、 1位のアバターに追いつくのも時間の問題になってきましたね。

アベンジャーズではたくさんのヒーローたちが活躍していますが、その中でも悪役であるヴィランたちのキャラクターも見逃せません。

特にヴィランの中では人気の高い、「マイティ・ソー」こと「ソー」の弟役である「ロキ」は、ソーに並ぶぐらいファンが多いことで知られています。

そんな彼の人気の秘密に迫りたいと思います。

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アベンジャーズ「ロキ」マーベルが強く望んだヴィランだった!(5月28日追記!)

5月24日にFanboy Podcastの対談の席で、「マイティ・ソー」の脚本家チームの一人、ザック・ステンツさんが、インタビューに答える形で、スーパーヴィラン「ロキ」のキャラクターについて、マーベルスタジオ側からの、強い要望があったことをコメントしました。

「マイティ・ソー 」製作当時、マーベル・シネマティック・ユニバースの中で、今後「ロキ」が、スーパーヴィランになることが決まっていて、「アベンジャーズ」に対抗できるだけの「スーパーヴィラン」の存在が強く望まれていたそうです。

それまでの、「アイアンマン」や「インクレディブルハルク」に登場した、ヴィランたちでは、「アヴェンジャーズ」と釣り合いが取れるだけの魅力がない。

スーパーヒーローが束になった、「アベンジャーズ」の魅力と、対等になるだけの魅力を持った「スーパーヴィラン」が望まれたのです。

マーベルスタジオが望んだ、スーパーヴィラン像が、「X-MENのマグニートー」でした。

ザック・ステンツさんには、それ以外すべて失敗してもいいから、「マグニートーのように優れたヴィラン」を作るように指示があったとのことです。

「ロキ」役のトム・ヒドルストンさんにとっては、1作目の「マイティ・ソー 」よりもむしろ、2作目の「アべンジャーズ」の方が、役作りへのプレッシャーが大きかったそうです。

やはり、スーパーヒーローに見合うだけの、魅力あるスーパーヴィランがいて、初めて人気のあるスーパーヒーロー映画が生まれるんですね。

そういう意味では、スーパーヴィランでありながら、魅力があり人気のある「サノス」も、マーベルスタジオが、スーパーヒーローより力を入れた、「スーパーヴィラン」だったことがよくわかりますね。

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アベンジャーズ「ロキ」人気、人間的な弱みが魅力

ロキ
  • 本名:ロキ・ラウフェイソン
  • 身長:193cm
  • 体重:238.1kg

ロキがそもそも、ヴィランになった流れというのは、映画「マイティ・ソー」から「アベンジャーズ」「マイティ・ソー/ダークワールド」などでの描写が細かく描かれています。

元々は、オーディンからアスガルドの王座を、ソーと奪い合うところで、ロキには、野心や嫉妬心などが芽生えています。

さらに「マイティ・ソー」で知らされる、オーディンが実の父親じゃなくて、自分がアスガルドの敵であった、ヨトゥンヘイムで王・ラウフェイの息子であり、オーディンは育ての親があったということで、自分を認めてほしいという気持ちがより一層強くなり、「トリックスター(Mischief)」の心が芽生えます

「ロキの気持ちもよく分かる!」

とても人間的で憎めないという点が、ファンが魅了するのかもしれません。

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アベンジャーズ「ロキ」人気、「ソー」との駆け引きが最高

ロキ の魅力のもう一つがソーの存在です。

ロキも彼自身の存在意義が、「兄を超える」ということにあって、対照的なキャラの「兄と弟」というのが、ロキの魅力を引き立ててもいます。

ロキは実際、力ではソーに及ばないものの、魔力としてはソーよりも上の魔力(母のフリッガに魔術を学んだ)を持っていて、アスガルドで最も熟練した魔女カーニラと、同レベルに魔法が使えます。

そういう意味で彼の実力は本物ですが、いわゆるヒーローである、正義感の強いソーとは違い、頭の回転が速く、強いものに取り入るなどのずる賢い印象を持ちます。

一方で、その独特の悲壮感や、青白く病弱そうな印象というのも、ソーの持つ、太陽の如くエネルギーに満ち溢れている印象とは、対称的でもあります。

常にこの二人がいて、お互いを引き立てています

さらにこの二人の関係が単純な敵味方ではなく、常に「兄と弟」の関係がにじみ出てて、お互いに惹かれあっている、そんな魅力もあります。

これは、ロキ役のトム・ヒドルストンさんだけではなく、ソー役のクリス・ヘムズワースさん、お二人のキャラクター作りの賜物ですね。

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「マイティ・ソー/ダークワールド」で、ロキが死んでしまった時に(実は死んでないないものの)ソーは非常に落ち込んでいましたね。

エリック・セルヴィグ教授が、「(ロキが死んで)よかったね」とソーにいった後の間がなんとも言えませんでしたね。

素直なソーとあまのじゃくなロキ、この対照的な二人の駆け引きが、二人の魅力を大きく引き上げています。

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地球で人気がある兄のソーに対しても、やはり嫉妬心というのは強いようですね。

「兄のソーはどこに行っても人気者、自分には誰もいない。」

そんな嫉妬心にいつも駆られていますね。

それを利用したのは、今回エンドゲームでも出てきた、スーパーヴィランのサノスですね。

サノスが渡したロキの杖(セプター)には、マインドストーンが埋められていて、それをロキが利用し、アベンジャーズの中に内紛を起こさせるのですが、マーベル公式の発表によると、そもそもこのマインドストーンに操られていたのは、ロキも含めてだったそうです。

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彼の「嫉妬心や怒り」というものを、マインドストーンが増幅し、サノスに利用されてしまった形ですね。

それが彼を映画「アベンジャーズ」で、スーパーヴィランにしてしまったということが言えます。

ロキの魅力は、そういった人間的な弱さであり、ずるくあろうとしても、なかなかうまくいかないそのキャラクターにあるとかと思います。

アベンジャーズ「ロキ」人気、スタイリッシュすぎるヴィラン

彼の魅力のもう一つの点は、スタイリッシュさですね。

対照的なのがサノスだと思いますが。

いわゆる恐ろしいずんぐりむっくりモンスターではなく、端正でスタイリッシュな「ロキ」に人気が集まります。

これはともトム・ヒドルストンさんも魅力でもあるとも言えますね。

彼のロキに対する役作りも、6−7年がかりで行ったそうで、そのことがロキに深い魅力を与えています。

ヒドルストンさんは、彼の不敵な笑いかたや、振る舞い方というのもこだわって演技されています。

その姿が美しいんですね。

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大きな魅力のもう一つが、「トリックスター」と言われるそのキャラクターにあります。

行動が簡単に読めないんですね。

ただシリーズを通してロキを見ていくと、彼の行動原理が、

  • ソーに対する嫉妬
  • 支配することへの執着
  • 認められたい、むしろ自分自身が自分を認めたい

というところにあるということが見えてきます。

そこらへんのキャラクターの作りこみを、トム・ヒドルストンさんは、丁寧にされているそうです。

シリアスなヴィランかと思えば、時にソーとの駆け引きの中で、お間抜けな側面も見せます。

一方で、ロキがダークワールドで初めて見せた、本気の怒りというのが、ファンを増やした一つのきっかけにもなっています。

彼を唯一認めてくれていた、母を殺されてしまったことに対する、本気の絶望と怒りというのを、彼に見ることができます

さらに、ダークエルフとの戦いでは、またソーを裏切るのかと見せかけて、敵を欺くさすが「トリックスター」というところが「マイティ・ソー/ダークワールド」で見せたロキの魅力ですね。

彼の感情が一番表れている作品とも言えるかと思います。

「マイティ・ソー/バトルロイヤル」では、ハルクに痛めつけられる兄ソーを見て、大喜びするなど無邪気なところも見せましたが、兄を騙そうとして結局今回はそうに一杯食わされるおマヌケなシーンも多かったです。

こんな無邪気さもロキの魅力ですよね。

最終的には、二人の共通の敵、絶対的な強さの死の女神「ヘラ」から、アスガルドの民を救うべく避難船へ誘導したりと、かっこいいところも見せましたね。

アスガルドから去るシーンで、彼が武器庫に保管されているテッセラクト/四次元キューブに目がとまり、それをアスガルド爆発の直前に持ち出してしまうことが、「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の冒頭のシーンに繋がってしまいますね。

そして、ロキのシリーズ一番の見せ場は、その「アベンジャーズ/インフィニティウォー」の冒頭のシーンではないでしょうか。

結局サノスに殺されてしまうのですが、ロキに騙され続けてきたファンの間では、彼の死もまだ受け入れられてないですね。

そういった観客も含めて騙してしまうロキ、それが彼の魅力だとも言えますね。

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