アメリカ、ニューヨークはマンハッタンにある、老舗ホテル「カーライルホテル」の魅力に迫るドキュメンタリー。
「カーライル ニューヨークが恋したホテル」映画のあらすじと感想（ネタバレあり！）見て行きましょう！
「カーライル ニューヨークが恋したホテル」作品紹介
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- 【日本公開】：2018年8月９日
- 【原題】：Always at The Carlyle
- 【監督】：マシュー・ミーレー
- 【キャスト】：ジョージ・クルーニー、ウェス・アンダーソン、ソフィア・コッポラ、トミー・リー・ジョーンズ、ジェフ・ゴールドブラム、他
アメリカ、ニューヨークはマンハッタンにある、老舗ホテルの魅力に迫るドキュメンタリー。
５つ星で１泊約200万もするスイートルームがある「ザ ・カーライル ア ローズウッド ホテル」は、1930年創業の超高級ホテル。
有名俳優や、大物ミュージシャンなどのセレブだけでなく、英国王室や歴代アメリカ大統領も利用していることでも有名です。
ジョージ・クルーニーやソフィア・コッポラなどのスター達と、そこで働くホテルスタッフの証言から
「老舗の魅力だけでなく、スタッフのあたたかい気持ちが嬉しい」
「まるでわが家のよう」
と言われるホテルの魅力を、観客に伝えます。
日本では、あまり馴染みがないホテルですが、実はこのホテル、ウッディ・アレンの『ハンナとその姉妹』、アメリカの大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のロケ地としても知られ、ウッディ・アレンは、このホテルに2年間滞在していたそう。
今でも、ホテル内のカフェ・カーライルで、週に一度クラリネットを演奏するために訪れるそうです。
『ニューヨーク・バーグドルフ 魔法のデパート』、『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』を手がけ、セレブリティの姿を描き出すことに定評のある、マシュー・ミーレーが監督、4年間ホテルに通いつめて製作した力作です。
「カーライル ニューヨークが恋したホテル」あらすじ（ネタバレあり！）
映画の冒頭でインタビューされる従業員達は、
「お客様であるスーパースター、大統領とその家族、英国王室達などについて、一切話すことはできません」
と述べます。
そう、この「ザ ・カーライル ア ローズウッド ホテル」は、あらゆるセレブリティが利用する老舗ホテル。
スター達のプライバシーが守られることも、愛され利用され続ける、重要なポイントになるのです。
ジョージ・クルーニー、ハリソン・フォード、ウェス・アンダーソン、ソフィア・コッポラ、アンソニー・ブルダン、ロジャー・フェデラー、レニー・クラヴィッツなど、数多くのセレブが、マディソン・アベニューの回転するドアを通り抜けました。
ジョージ・クルーニーは、
「ここでは優雅な時間を過ごしたよ、人にいえない様なヤバいこと」
と、思わせ振りなコメントを残して、謎の微笑みを浮かべます。
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ソフィア・コッポラは
「この優雅な建物では、まるで外国に来たような落ち着いた時間を過ごします」
とコメント。
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映画のなかで、まるで箱庭の様な徹底的な世界観を作る監督：ウェス・アンダーソン
「昔に戻った気分に浸りたいときにやってくるよ」
と語ります。
また、アンジェリカ・ヒューストンは
「ジャック・ニコルソンと付き合っていたときに、このホテルでよく一緒に過ごしたわ」
と彼女らしい発言をしています。
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また、2014年に初めて英国王室：ウィリアム王子とケイト妃がニューヨークを訪れた際に、王子は母親であるダイアナ妃が、お気に入りだった22階のスイートを満喫し、以来このホテルを定宿にしました。
ここからネタバレあり！
都市伝説的に語られる、カーライルホテルの噂を、ベテラン従業員が答えます。（ネタバレ注意！）
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また、老舗ホテルらしい数々の伝説もあります。
約半世紀前からバーを管理しているコンシェルジュ：ドワイト・オウズリー、ベテランのベルボーイ：ダニー・ハーネット、トミーローレスは、思わせぶりに伝説の数々を語ります。
例えば、ジョン・F・ケネディ元大統領は、上院議員時代から、34階、35階にまたがるスイートを持っていて、電話回線が直接引かれていました。
当時の愛人だったマリリン・モンローが秘密の通路を通って、直接のこの部屋にやってきた、という噂については「まだ見たことないけどね」と丁寧な態度を崩さずコメント。
また、手動のエレベーターに、ダイアナ妃、マイケル・ジャクソン、スティーブ・ジョブスが、一緒にのりあわせたという都市伝説にも、曖昧に微笑みます。
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セレブの「はたらくスタッフが、カーライルの宝だ」の言葉通り、その魅力を余すところなく伝える作品です。
「カーライル ニューヨークが恋したホテル」感想（ネタバレあり！）
ここの感想にもネタバレが含まれています。
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「こんな誰もが泊まれることもない、高級ホテルの話を誰が見る？」
と公開前にはこんなコメントが多かった本作品。
「登場でする有名人のコメントを聞いてるだけでも、おもしろい」
の声もあり、数々の有名人の登場は魅力的なものの、スキャンダラスな内容などはありません。
「監督が、ホテルのスタッフに何か面白いことを語らせようとしているのに、彼らがしらを切るのがおもしろい」
と語る人がいる様に、特別な話は、一見すると出てくるものではありません。
「最初の30分は、高級ホテルでのコマーシャルみたいに見えるかもしれません。でも、贅沢な室内や食事などを見せるということよりも、優雅で洗練された時間の過ごし方を感じることのできる作品です」
数々の５つ星ホテルの中で、際立った老舗と、スタッフの力で過ごす時間に価値を感じるドキュメンタリーと言えるでしょう。
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セレブたちの「オフ」の、優雅な時間の流れを感じられる映画ですね。
ある意味、映画よりも、現実であるだけに、より興味をそそられる内容になっていますね。
