映画「ザ・クロッシング」Part1に引き続き、1週間遅れて、2019年6月14日に公開日を迎える、映画「ザ・クロッシング」Part2です。
この辺りは、ジョン・ウー監督の「レッドクリフ」の公開が、Part1からPart2の公開までの間が、5ヶ月間あったのに比べると、期間がかなり短いですね。
一つの途切れない映画として見てほしいという、ジョン・ウー監督のこだわりかもしれません。
記事の内容
映画「ザ・クロッシング」Part2、作品紹介
【公開】「ザ・クロッシング」Part2 2019年6月14日(日本公開日)
【原題】Part2 太平輪 彼岸(中国、香港映画)
【監督・脚本】ジョン・ウー
- ユイ・チェン:チャン・ツィイー
- イェン・ザークン:金城武
- 志村雅子:長澤まさみ
- レイ・イーファン:ホアン・シャオミン
- チョウ・ユンフェン:ソン・ヘギョ
- トン・ターチン:トン・ダーウェイ
他に、映画中国版『シティハンター』で主演を務めたホアン・シャオミン。
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ジョン・ウーの大作 『レッド・クリフ』にも出演していたトン・ダーウェイ。
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女優陣は、韓国人として初めて雑誌『VOGUE』の表紙をつとめたソン・ヘギョ。
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日本からは公開中の「キングダム」でも好評を得ている、今勢いのある、長澤まさみが出演しています。
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映画「ザ・クロッシングPart2」では、上海から台湾へ向かう太平輪号で乗り合わせ、それまで知るすべもなかった男女の運命が、交わって(クロスして)いく様を描きます。
アクションが得意な監督が、迫力ある戦闘シーンも盛り込み、ただのメロドラマで終わらない、エンターテイメント性もある歴史大作になっています。
映画「ザ・クロッシング」Part2、あらすじ、ネタバレ注意!
#ザ・クロッシング– Part II (6.14公開)49年上海-台湾の米製大型客船・太平輪の愚かな沈没事故を頂点に前編の人間悲劇が交錯する。ウー版タイタニックも気丈に生き抜いた女性たちの「希望」の余韻。金城武ら男の無念さを滲ませ、幻の長澤+ツィイー+ヘギョ。女たちは心癒やす男の「家」と結ぶ😍 pic.twitter.com/ltLD6Jh1Gu
— Toshio Shimizu (@cwmoss7) April 26, 2019
映画「ザ・クロッシング」Part2のあらすじ(ネタバレあり!)
1947年、上海は混乱の極みを迎えていました。
中国本土では、共産党が国民党を駆逐し、敗れた国民党員は上海から台湾に逃れようとします。
この先どうなるかわからない中国国土を不安視した人びとも、台湾行きの太平輪号に乗ろうと港に殺到していました。
なんとか切符を手に入れようと、当てもなく港を訪れる人が大勢のいたのです。
台湾では、夫を待つ、ユンフェンが暮らしていました。
ある日庭で蛇に噛まれたユンフェンはすぐに診療所へ。
そこには、戦場から戻ってきていたザークンがいました。
あの絵の署名と同一人物と気づいたユンファンは、ザークンに雅子の日記を渡します。
その日記には、ザークンへの、愛のこもった雅子の言葉がつづられていました。
ここからネタバレ注意!
#長澤まさみ #金城武 #チャン・ツィイー らが愛の“交差”を描く#映画「The Crossing – #ザ・クロッシング– PartⅠ, Ⅱ」6月公開!#ソン・ヘギョ #ホアン・シャオミン #トン・ダーウェイ #マスカレード・ホテル #キングダム #コンフィデンスマンJP #LOVERS #レッドクリフhttps://t.co/KEy30KY78f
— Will Media (@WillMediad) May 7, 2019
自宅に戻ったユンフェンの手元に、夫の消息を知らせる手紙がきていました。
第2次世界大戦の英雄は、中共戦争で戦死していました。
悲嘆にくれるユンフェンですが、お腹の子供のために強く生きようと決心します。
ここからさらにネタバレ注意!
一方、ザークンは、日本に戻った雅子に、手紙を出し続けていました。
ところが返事が全くこず、失意の日々を送っていたのです。
実は、日本人を毛嫌いしていた母が、雅子からの手紙をザークンに渡すことなく、燃やしていたのです。
妹の気配りによって、雅子の手紙の残骸を手に入れることができたザークンは、いまも続く雅子の愛に気づくことができました。
雅子に会いにいきたいザークンですが、内戦が激化するなか、なかなか日本には渡れません。
そして、上海にいる弟を連れ戻すため、上海に一時行くことになりました。
帰りの船は、予定していた太平輪号に乗りました。
ところが、上海に想いのある弟は乗り込まず、一人だけの乗船となります。
✨金城武、✨長澤まさみ、✨チャン・ツィイー共演❣️ ✨巨匠ジョン・ウー監督の大河ロマン 🎞️『The Crossing -ザ・クロッシング- PartⅠ,Ⅱ』場面写真🎉#金城武#長澤まさみ#チャン・ツィイー#ジョン・ウー#ザ・クロッシングhttps://t.co/5WQq5PIjQn pic.twitter.com/4vx7kfSESB
— ムビッチ (@moviche_com) April 25, 2019
同じ船には、まだ恋人見つけらないユイ・チェンが、苦労して切符を入手して乗船していました。
大量の資材と、大幅に制限人数を超える1000人近い乗客を乗せた太平輪号は、台湾に向けて出発しました。
束の間の休みに浮かれる船員たち、祝宴が催され、乗客たちも乗船できた安堵でホッとしています。
甲板には、傷ついたトン・ターチンがいました。
ターチンは、戦場で再びレイ・イーファンと行動を共にしており、妻:ユンファン宛のノートを預かっていたのです。
ところが船は、暗闇の中、船に激突、沈没し始めます。船内は大パニック、次々と海に投げ出される人びとたち。
医師であるザークンは、必死に人々の救助に当たっていました。
混乱の中、ユイとトンはふたたび出会います。
偽りの夫婦でしたが、お互いを思いやる気持ちに触れ合えた二人は、ザークンとともに助かろうと奮闘します。
何よりトンの胸にあるノートは、とにかくユンフェンに届けなくては、との思いがありました。
さらにネタバレ注意!
結局、ザークンは、雅子のことを思いながら死を迎え、トンとユイは台湾にたどりつき、ノートをユンフェンに渡すことができました。
太平輪号の沈没から助かった人は、わずか40人余りでした。
ユンフェンは女児を出産、生まれた子は、雅子のピアノを今日も演奏するのでした。
映画「ザ・クロッシング」Part2、感想。
『レッドクリフ』でも2部構成にしたジョン・ウー。やっぱり密度はPart2が濃い!
Part1の戦闘シーンの多さに比べると、こちらの方が人間ドラマ。ホッとする。
始まって30分は船が登場しない。
中国版タイタニックを期待すると、肩すかしのようす。
ただ、6人の俳優の演技は素晴らしく、
特にチャン・ツィイーは素晴らしい。
長澤まさみは回想シーンのみの登場だが印象的
などの声もあります。
トン・ダーウェイやホアン・シャオミン、ソン・ヘギョは、まだ日本へは馴染みの少ない俳優ですが、「中国、韓国だけでなく、世界的に羽ばたき始めた急上昇株」。
ジョン・ウーの起用で、ハリウッドに本格的に進出したチャン・ツィイーのことを考えても、これからのアジアの国際俳優を応援するという意味で、この映画を見てもいいのかもしれません。
