5月6日の明日には、ネタバレ解禁でますます盛り上がるアベンジャーズエンドゲームですが、なんと浮世絵風アベンジャーズイラストを日本のイラストレーターが手がけ、ツイッターで話題になっています。
記事の内容
アベンジャーズ、浮世絵風になり世界へ逆輸出へ!
エンドゲームのキャラクター達を浮世絵スタイルで描かせていただきまし
た。#アベンジャーズ #ENDGAME #AvengersEndgame #0426逆襲へ pic.twitter.com/zeoAHReW57— TAKUMI™ (@takumitoxin) April 23, 2019
アメリカのマーベルが生み出した、アベンジャーズを含む、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)シリーズですが、この度、日本のイラストレーターの、TAKUMI(@takumitoxin)さんが、世界を驚かす、浮世絵テイストのアベンジャーズを送り出しました。
その絵もさることながら、名前や着物の柄などにもこだわりがあり、魅力的です。
TAKUMIさんは、今回の一連のアベンジャーズ/エンドゲームの和訳テーマとして、
ツイッター上で「復讐超人・最終決戦」とか、いろんな名前をもらっているけど「仇討義士・終局遊戯」って気持ちで書いています。
とおっしゃっています。
「アベンジャーズ /エンドゲーム」が、急に日本ぽくなりましたね。
それがまた、たまらなく、かっこいいですよね。
TAKUMIさんの浮世絵風イラストももちろんかっこいいのですが、それと同じかそれ以上に新しくつける、キャラクターの浮世絵名が、かっこいいのです。
アベンジャーズ、魅力の浮世絵キャラたち
早速メインキャラクターから紹介していきますね。
アイアンマン・マーク85(鉄武者八十五號)
View this post on Instagram
アイアンマン着物の柄は、リアクター回路の様な「変わり毘沙門亀甲」、マーク85らしく、武装が半端ではありません。盾はないみたいですね。
イメージは、源義経を守る、「武蔵坊弁慶」と「舶来の鉄鎧」だそうです。
毘沙門亀甲とはこんな柄
View this post on Instagram
キャプテンアメリカ (米国団長)
View this post on Instagram
日本語の名前も言われたら、なるほどーって感じですよね。よく思いつくものですね。
ちなみに「アベンジャーズ」が「仇討ち義士」ということで、イメージは「赤穂浪士」の火事装束(昔の火消しの服装ですね)だそうです。
胸当ては、キャプテンアメリカの衣装に合わせて、「鱗の鎧」になっています。
アメリカを意識した、「紅白のしめ縄」と腰の「団長の証の采配」もいい感じですね。
着物の柄は、丸い盾を重ねたイメージの、「七宝」だそうです。
七宝とはこんな柄
View this post on Instagram
マイティ・ソー(雷神徹)
View this post on Instagram
ソーに関しては、雷神であることと、Thorは北欧神話で「トール」ということから、「徹」になっているそうです。
この雷様の「太鼓」が海外の人にはよくわからないらしく、TAKUMIさんも驚いているようです。
「雷様=背中に太鼓を纏う」というのは日本だけなんですね。
着物の柄は、雷神らしく「雲」になっています。
キャプテンマーベル(驚異隊長)
View this post on Instagram
同じキャプテンでも、団長ではなく、隊長ですね。
キャプテンアメリカの方が、アベンジャーズを引き連れている「団長」だからでしょうね。
マーベルは社名でもありますが、日本語で「驚異的」という意味があります。
スーパーマンのスーパーと同じような感じですね。
服装としては、タイトなスーツを表現するために、「飛脚のイメージ」で、飛脚の正装、腹掛け(エプロン)とタスキ、コテや脚絆(きゃはん)が使われています。
着物の柄は、星に似ているということで、「麻の葉模様」となっています。
麻の葉模様はこんな柄
View this post on Instagram
アベンジャーズ、エンドゲームに登場する、メイン浮世絵キャラたち
ウォーマシン・マーク6(六式戦機)
View this post on Instagram
名前だけ見ると、戦闘機のようなかっこいい名前ですね。
「機械感」を出すために名前と、鎧にも文字を入れ、機械感を出したそうです。
ごつごつした着背長(大将の着る大鎧)のイメージが、乗り込む機械的な鎧感を醸し出していますね。
着物の柄は、リアクターの形と同じ「亀甲」なのだそうです。
ハルク(豪傑張躯丸)
View this post on Instagram
名前のセンスがたまりませんね。
さらに力士という設定が、名前とその巨体にマッチしますね。
スト2の「ブランカ」と「エドモンド本田」を掛け合わせたようなイメージですね。
実際にTAKUMIさんは「豪傑張躯丸」について、「エドモンド本田」のオマージュとおっしゃっています。
ブラック・ウィドウ(後家忍黒蜘蛛)
View this post on Instagram
ブラックウィドウは日本語で、実在のクモである「黒後家蜘蛛」ですので、そこに元スパイとして、忍者を当てはめていますね。
女忍者で、くノ一ですね。
ホークアイ/ローニン(流浪人鷹眼)
View this post on Instagram
ほぼそのままの漢字を当てはめた名前になっていますね。
ローニンは「浪人+忍者」のイメージからきているキャラクターなので、日本の衣装が似合いますね。
ただ、意外にも「上着に侍の陣羽織」、「下半身が忍者」ということで、一番日本ぽいのに、日本には実在しえない衣装になっているそうです。
ロケット(大筒狸)
View this post on Instagram
本編では、ソーにうさぎ扱いされていましたが、ここではタヌキになっていますね。
アライグマですけどね。
ロケットが大筒っていうのは、いいですね。
さらに、「アウトローだけど正義の見方」的な立ち位置から、「江戸の火消し」をイメージに取り入れているそうです。
ロケットの着物の柄は、「格子」で、彼が監獄に入っていた時からのイメージです。
アントマン(蟻将軍→蟻義賊)
View this post on Instagram
アントマンは、元泥棒という設定から、着物の柄は、「唐草模様」になっています。
もともと蟻将軍という名前でしたが、泥棒だったので、義賊に変わっています。
唐草模様はこんな柄
View this post on Instagram
サノス(六道将軍佐能須)
View this post on Instagram
この名前は見事としか言いようがありません。
六道とは、仏教の「輪廻転生する6つの世界」のことで、サノスのガントレットの持つ「6つの石」とかけています。
佐能須の当て字は、「須佐能男(スサノオ)」を文字っていて、日本神話のスサノオ(破壊神とも呼ばれる、複雑な性格の神)をイメージしているそうです。
もうまるで、そういう設定だったかのようにしっくりくる名前ですね。
左手のガントレットが怪しいエネルギーに満ち溢れていますね。
TAKUMIさんの浮世絵風イラストは、アベンジャーズ・エンドゲームのキャラクターに、新しい解釈をもたらすくらいインパクトがありますね。
このキャラクターたちの物語も見たくなってしまいますね!




