社会派映画

映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」ネタバレとあらすじ、感想(最新情報!)

記者たち 衝撃と畏怖の真実 ネタバレ 実話

人間の心をテーマに、ヒット作品をたくさん生みだした名匠/ロブ・ライナーが実話を元に監督製作を務めた本格社会派ドラマです。

日本公開/2019年3月29日です。

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映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」作品情報

「スタンド・バイ・ミー」(1986年)では少年たちの傷つきやすい気持ちを、「恋人たちの予感」(1989年)ではカップルの瑞々しい心の揺れを、そして「ミザリー」(1990年)では、王道ホラーを、観客のわたしたちにみせてくれた名匠/ロブ・ライナーが、ここ数年こだわっているのが社会派ドラマなのです。

今回は、全世界の人の記憶に生々しく残っているイラク戦争の裏側を、地道に取材し続ける記者たちの姿をテンポよく描いています。

 
 
 
 
 
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記者たちを演じるのは「スリー・ビルボード」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたウディ・ハレルソン、「X—メン」サイクロップス役のジェームス・マースデン、そして数多くの名バイプレイヤーを務めたトミー・リー・ジョーンズ

そして、彼らのボス役には、なんとロブ・ライナー自身が登場、重厚感を与える演技をしています。

そして、彼らを支える女性達に、ミラ・ジョヴォヴィッチジェシカ・ビール、記者たちの苦悩や焦燥感を和らげる姿を見せています。

また、日本では字幕監修を池上彰氏が行なっていることも話題です。

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映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」あらすじ、ネタバレ注意!

2002年1月、ジョージ・W・ブッシュ大統領は、一般教書演説においてイラン、イラク、北朝鮮を大量破壊兵器を持つテロ支援国家であると非難、いわゆる「悪の枢軸発言」を行います。

引用:pixabay.com

前年の2001年9月11日、世界中が忘れられない出来事「9.11」同時多発テロの記憶が生々しい中、アメリカ国内では愛国心からイラクを攻撃する声が高まっていく‥。

そんな中、中堅新聞社ナイト・リッダー社のワシントン支局長ジョン・オルコット(ロブ・ライナー)は、

「大量破壊兵器をイラクは隠し持っている」

と主張しする大統領の声明に疑問を感じ、部下のジョナサン・ランデー(ウディ・ハレルソン)、ウォーレン・ストロベル(ジェームス・マースデン)の二人に取材を指示します。

 ところが、大量破壊兵器保持の証拠も、フセインとテロ組織との関連性の裏づけすら見つけられず、オルコットは、“伝説の記者”と呼ばれるジャーナリスト:ジョー・ギャロウェイ(トミー・リー・ジョーンズ)に応援を依頼、ついに3人は国防省(ペンタゴン)の内部通報者にたどり着きます。

彼女の口から語られる真実は、驚くべき内容でした。

「政府の狙いは中東の支配だ」と‥。

 あまりの衝撃な内容に、記者たちはとまどいます。

しかも、国内の愛国心の風潮は高まるばかりで、今にもイラクに攻撃が始まりそうな情報も飛び込んでくる。

でも、そこで怯まずオルコットは、政府に対する批判記事を発表し続ける事を決定します。

 ところが、NYタイムズやワシントンポスト紙など大手新聞社が、政府の方針に追随した取材記事を掲載、ナイト・リッダー社は少しずつ世間から疎まれ始めます。

傘下の新聞社には記事掲載を断られ、オフィスには脅迫状が届き、友人達にさえ記事の信憑性を疑われる記者たち。

それでも恋人や妻の理解に支えられながら真実を求めるため、大新聞社が取材対象としない末端の政府関係者まで徹底的に取材をします。

しかし、2003年9月ついにアメリカはイラクを先制攻撃を開始、「衝撃と畏怖」戦略の一貫として対人兵器を使用することが決定されました。

今度は、大儀なき戦争のために次々と戦地におくられる兵士たちの姿が、記者たちの心を痛めます。

イラク戦争 降下部隊
引用:pixabay.com

いまでは、「本当は大量破壊兵器はなかった」と世界は知っています。

でも、当時誰も耳を傾けようとしなかった真実を伝え続けた記者達の実話です。

そして実話ならですが、記事について反響のあった都市のリストがラストのエンドロールで流れており、現在を生きる私たちに、真実への探求心の大切さを、メディアのながす情報を自分で考えて受け止めるリテラシーを教えてくれるのです。

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映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」感想

引用:pixabay.com

ヒット作を作り続けるロブ・ライナーは、なぜこの題材を映画にしたのでしょう? 

それは、彼が来日した時のインタビューにあらわれています。

「イラク戦争が始まった時に、ベトナム戦争と同じ事が起こっていると怒りを覚えたんだ。ウソが根拠になった大義ない戦争に、若者たちが行くのを止められないのは、どうしてなんだ?と考え、それを映画にしたかった」。

関係者による取材で

「9.11の前から、政府はイラク侵攻をしたがっている」

と確信していたがロブ・ライナーは、抗議デモに参加したり、どんな映画にするべきか悩んでいたときに、「ナイト・リッダー社の記者たちの話」の存在を知り、これを物語の基盤にしようと思ったそうです。

真実を届けようと戦ったが届かなかった4人の記者の存在を知り、

「健全なる民主主義は、独立した自由なメディアなしに、成り立たない、と主張したかった」

とこの作品のテーマを述べています。

 報道の真実を描いた映画は、近年でも「ペンダゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「スポットライト 正規のスクープ」などもあり、トランプ現大統領が、メディアを罵倒しながら自分でツイートする時代だからこそ、メディアのあり方に危機感を覚える人たちにより、このようなジャンルが確立されていています。

この映画は、シンプルなストーリーだからこそ、記者たちが、一個人とてプレッシャーに向き合い、自分の信念を簡単に貫けない辛さや焦燥感を感じられる作りになっています。

 

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